和ろうそく・お香・お線香の通販のお店【小大黒屋】

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アロマ和ろうそく「灯之香」(ほのか)
アロマ和ろうそく「灯之香」(ほのか)
アロマ和ろうそく「灯之香」グッドデザイン賞を受賞

審査員コメント

「ろうそくの直径と芯の太さの絶妙な釣り合いにより、円柱の外側を壁のように残し、中心部だけが溶けていく独特のスタイルが生まれた。ロウの壁を透過して見える炎の明るさがとても美しく、さらにその効果を高める和紙の装飾も上品な風景を作り出す。豊かな大きさと十分な重量があり、多少の風でも安全に使うことができる。植物由来の穏やかな香り、丁寧にデザインされたパッケージ、シンプルな造形と機能性が両立したクオリティの高い製品である。」

グッドデザイン賞とは

グッドデザイン賞は、1957年に創設されたグッドデザイン商品選定制度を発端とする、日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の運動です。これまで55年以上にわたって、デザインを通じて日本の産業や生活文化を向上させる運動として展開され、のべ受賞件数は39,000件以上にのぼります。今日では国内外の多くの企業や団体などが参加する世界的なデザイン賞です。グッドデザイン賞受賞のシンボルである「Gマーク」は、すぐれたデザインを示すシンボルマークとして広く親しまれています。

アロマ和ろうそく「灯之香」(ほのか)とは
これまでの和ろうそくのかたちを継承しつつ、現代生活に彩りを添える形状に仕上げました。
香りは、自然や植物を想起させる2種類と無香料タイプをご用意。お食事の席でも邪魔をしないほどの控えめな香りです。
福井の伝統工芸品である越前和紙を巻いた和ろうそくは、華やかさと強さを持ち合わせ、ご自宅をはじめ、旅館やホテル、飲食店など和洋を問わずどの場面でも空間を美しく演出します。
ご購入、お取引に関しまして
お取引をご希望される場合は、おそれいりますが弊社営業担当までご連絡ください。
メールもしくはFAXにて送付のほどお願いいたします。
送付の際には、貴社名もしくは貴店舗名、お電話番号、ご住所、ご担当者名、ならびに、ホームページがあればURLを明記の上、ご連絡いただけますと光栄です。
受け取り次第、折り返し弊社担当より連絡差し上げます。

詳しくは、お気軽に下記にてお問い合わせください。
電話番号 0120-22-0986
メールアドレス  info@rousokuya.com
営業時間/9:00〜17:30(月曜〜金曜)
担当/定兼(さだかね)、高村(たかむら)

※本商品は2012年9月発売予定です。
商品につきまして
・和紙を巻いたピラーは手漉き和紙のため、それぞれデザインが異なります。
・すべて手作りのため、受注から納品まで約1ヵ月程度の製作時間をいただく場合があります。
・受注数が大量の場合は、それ以上の製作時間を要しますこと、ご了承ください。
・火をつけると円柱の側面がやわらかくなる場合があります。
・火をつけたまま持ち上げないでください。
・一定方向に風が吹く場所に置くと、とけ方に偏りができます。
・炎が大きすぎる場合は芯を切ってください。 ⇒芯切りの方法はこちら。
小大黒屋店主の想い
北陸地方、特に私どもが住む福井県では、仏教が生活に深く根付いています。しかし一方で、関東や関西など大都市圏では、自宅の宗派も答えられない方も多くいるようです。お仏壇のないお家が増え、ろうそくが倒れると危ないからと年配の方に使わないように、呼びかける風潮も感じています。
葬儀や法事以外に宗教と向き合うことが無くなってきている現代に、どうやったら和ろうそくを、灯りと香りの文化を継承していけるのだろうか、ここ数年模索していました。

そして2011年の3月11日、東日本大震災。
この震災は、ろうそく製造に関わる私どもの使命感を、いっそう強く大きなものにしました。計画停電がはじまり、和ろうそくを求める問い合わせが殺到。余震が続く間は本当に販売していいのだろうか、安全で安心して使っていただくためにはどうしたらいいのだろうか、連日連夜、真剣に悩み考える日々が続きました。

さまざまな想いを巡らし、試行錯誤がありました。
宗教上では和ろうそくに触れる機会が減り、実用品としてろうそくを使う震災後の生活。ここに活かされる和ろうそくを―。その考えの帰結が「灯之香」です。

和ろうそくの灯りと香りが“之(この場所)”に存在する。炎の揺らぎと、ほのかな香りを楽しみながら、皆様の生活の中に寄り添う。これからの“新しい日常”を提案したい。

百五〇年ほど、ろうそく屋を営む私どもですが、和ろうそくが活きるよう、次の世代に繋げていきたい。

このような想いを持って、「灯之香」を発表いたします。「灯りと香りの文化と伝統を守り育てる」理念を継承するために、私どもが思うかたちのひとつとして、感じ取ってくだされば光栄です。

小大黒屋店主 大津竜一郎